中国政府に反発する10代の若者を中心とした民衆の大規模なデモが続く香港。なぜ多くの若者たちは抗議運動に参加するのか。映像作家・ライターの岸田浩和さんが現地で撮影した映像ですが、思想という以上に、自由、民主主義を求める香港人の願いに共感します。
雨にもかかわらず、前夜から友人と3人で抗議行動にやって来たという20代の女性は、「香港のことを、私たち香港人が決めるのは当然です。そのために、民主的な選挙が行われるように、政府に改善を求めたい」と参加の理由を話してくれたそうです。中国人と香港人、中国人と台湾人はどこかが違う、いいえ、異なる世代、異なる民族にも感じられます。
「意思表示を継続させることで、政府も私たちの声を認めざるをえない状況になると考えています。将来も、民主と自由のある香港に暮らしたいので、これからもこの運動には参加したいと思います」
「加油! 加油!(がんばろう)香港!」